診察券を出した後に
医院の中で起こっていること

診察券を出した後に<br>医院の中で起こっていること

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医療機関で受付を済ませてから診察室に呼ばれるまで、
受付や診察室の向こう側で何が起きているのでしょうか。
その一部をご紹介します。

受付の中で起こっていること

受付でスタッフが診察券と健康保険証を受け取ります。受付でスタッフが診察券と健康保険証を受け取ります。
受付のスタッフは、健康保険証に記載されている医療保険の種類(国民健康保険や健康保険組合など)や番号が、あなたのカルテに記録されている情報と合っているかを確認します(1)
次にあなたのカルテに医師からの指示がないかを確認します。もし『診察前に検査を行うこと』といった指示があれば、それをあなたにお伝えします。

診察室の中で起こっていること

診察室内で医師は、先に来ている患者さんの診察を行っています。
症状や生活習慣、不安などを聞いて、検査結果と合わせてその患者さんの状態を把握します。
今後の治療方針を患者さんに説明し、納得してもらったうえで診療を行います。
その患者さんが診察室を出た後に、話した内容や医療処置をカルテに記録します。
その患者さんに検査が必要と判断すれば検査室などのスタッフに検査を依頼し、薬が必要と判断すれば処方箋を書きます。大きな病院での診療が必要と判断すれば紹介状を書きます。

それが終わればあなたの番です。しかし医師はすぐにはあなたを呼び入れません。カルテを見返して前回の診察内容や検査結果などに目を通します。
それからあなたを招き入れます。あなたの体調や生活習慣について話を聞き、検査結果などと合わせてあなたの現在の体の状態を把握します。
今後の治療方針をあなたに説明し、あなたが納得すればそれに応じた医療処置を行います。
あなたが診察室を出た後にあなたが話したこと、病状の変化などを後から見ても分かるようにカルテにまとめて記録します。
あなたに検査が必要と判断すれば医師は検査室などのスタッフに検査を依頼し、薬が必要と判断すれば処方箋を書きます。

そして次の患者さんの診察に移っていきます。

忙しい医師に中性脂肪の事を
どう相談すべきか

1人当たりの診察時間は大体10分以内が多いようです(2)。その前後で処方箋を書いたり、カルテに記録したり、次の患者さんのカルテを見返したりと大忙しです。
そんな忙しい医師に中性脂肪のことを相談しにくい、と考える人は少なくありません。

『値が高いのは私が食べ過ぎたり飲み過ぎたりしているから。自分の心が弱いのが原因だから医師に相談することでもない。』

そんな風に思っていても、数値が高いことが気になる、数値を下げたいと思っていらっしゃるなら質問することをお勧めします。医師もたとえ忙しくても、ご自身の体のことを知りたい、健康になりたいという患者さんの思いに寄り添って対応します。

『私の場合、この中性脂肪は大丈夫でしょうか。』
と聞いてみてはいかがでしょうか。

10コの質問に答えて、
あなたの中性脂肪リスクをチェック