わかっているけどできない…
それストレスのせいかも
中性脂肪の数値を下げるためには食べ過ぎない、運動する、お酒を減らす。頭ではわかってはいるけれど、なかなかできない……。実はそれ、ストレスが影響しているかもしれません。
これまでの習慣から抜け出せない
それはストレスが原因かも
身体的苦痛や心理的不安によるストレスにさらされた人は、目標達成で得られる変化の価値に鈍感になってしまい、目標達成よりもこれまでの習慣に固執してしまう——つまり、ストレスが人間のこれまでの習慣を後押ししてしまうことが、ドイツの大学生を対象とした研究によって示されました(1)。
ストレスがあると頭では理解していても、一度身についた習慣を変えることが難しくなるようです。
仕事のストレスも
メタボを引き起こす
仕事で高いストレスにさらされている人はメタボリックシンドロームになりやすいという研究がいくつか報告されています(2)。その原因として心理社会的ストレスが脳を刺激してストレスホルモンと言われるコルチゾールの分泌を上昇させ、内臓脂肪の蓄積を促進するメカニズムが考えられています。
仕事のストレスの原因になりうる指標の1つに組織公正性(3)があります。これは個人が上司からの評価や評価の理由の説明が公平に行われていると感じるかどうかを指標にしたものです。組織公正性が高いと感じている男性は低いと感じている男性と比較して中性脂肪が低い傾向を示しました(4)。
ストレスを減らすために
原因から離れる
仕事や人間関係のストレスをお酒や食べ物で解消されている方は、今の環境から抜け出すことで飲みすぎや食べすぎが抑えられ、中性脂肪の値が下がるかもしれません。
とはいえ急に抜け出すことはなかなか難しいと思います。
そんな方はお酒や食べ物以外の別の楽しみを探してみませんか。趣味などに没頭する時間ができるとストレス解消につながります。
趣味を探せと言われても思いつかないという方は「趣味 種類」で検索してみてください。
あるいは、何も考えずに外を歩く時間を取るのもよいでしょう。その間はスマホも見ず、音楽も聴かず、手ぶらで歩くだけでよいです。
ポイントはストレスの原因から離れるあるいは離れる時間を作ることです。お試しください。