1日7,500歩以上で
中性脂肪は下がる
目標1日7,500歩以上が
効率的な改善方法
中性脂肪を改善するために必要な1日の歩数は7,500歩以上。これは心筋梗塞などで入院した方を対象にした研究で導かれた値です。退院後の歩数を計測し、7,500歩以上の被験者グループは中性脂肪が下がり、腹囲が小さくなり、善玉コレステロール(HDL-C)の値が高くなりました(1)。この研究では1日あたり7,500歩以上の維持を目標にすると、脂質プロファイルの改善に効率的である可能性があると結論づけています。
一駅歩く、階段を使って
1日7,500歩を目指す
1日7,500歩を目指して、歩く時間を少し増やしてみませんか。会社帰りに一駅歩く。また、エレベータやエスカレータの代わりに無理ない範囲で階段を上ると、足腰の大きな筋肉を使うためエネルギーを効率よく消費できます。階段を上る消費量は平地歩行の約3倍と言われています。オフィスフロアの移動に階段を使ったり、昼食は少し遠くの店まで足を延ばしたり。ちょっとした歩く時間の積み重ねが中性脂肪の低下につながっていきます。
歩数が増えるほど
中性脂肪は下がる
1日の歩行歩数は中性脂肪と負の相関がある。つまり歩数が増えるほど中性脂肪が低いと、日本人を対象とした調査研究レポート(2)で示されています。同レポートでは歩数とともに善玉コレステロール(HDL-C)が高いことも報告されています。
歩く習慣は決して裏切らない。あと一歩が中性脂肪を確実に下げてくれます。できるだけ歩いてみましょう。