中性脂肪を下げるために
座っている時間を減らす
中性脂肪の数値を下げるためにエネルギー消費量を増やす最も単純な生活習慣、じっと座っている時間を減らすことについてご紹介します。
こまめに立ち上がり
じっと座っている時間を短くする
なんだ、そんなこと? と思われるかもしれませんが、こまめに立ち上がる生活習慣が中性脂肪の値を下げ、じっと座っている時間が長い生活ほど中性脂肪の値が上がる、という報告があります(1)。
デスクワークやじっと座っている時間が長い方も30分から1時間に1回は立ち上がりましょう。こまめに立って歩きまわることが効果的です。
例えば、よく使うものは立ち上がらないと手が届かない場所に置く、バスや電車は座らない、職場のトイレは違うフロアへ階段を使って行くなど、お試しください。
座っている時間を短くすることは
定期的な運動習慣よりも効果的?
次のような報告があります。1日14時間のうち13時間座り、1時間激しい運動をする人と、14時間のうち4時間歩いて2時間立っている人。どちらもエネルギー消費量を同程度に揃えた結果、中性脂肪の値に差は見られませんでしたが、後者の方が食後の血糖値の上昇を抑えていました(2)。
食後の血糖値の上昇は、インスリンという血糖を抑えるホルモンの効きが悪くなっていることを反映します。この状態は中性脂肪の値を上げるだけでなく、糖尿病にも繋がるため注意が必要です。
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